商品の役割を明確化!全取扱商品を5つのカテゴリに分類しましょう!
商品・サービスの情報発信だけで実店舗の売上を最大化するために必要な要素を10個のステップで図解した「マーケティングアルゴリズム」
「基本の6つの取り組み」は「マーケティングアルゴリズム」の最初のステップです。
マーケティングの組み立てを簡単・楽に・スマートにするための「基本の6つの取り組み」は次の通りです。
❶全取扱商品を書き出す
❷全取扱商品を5つのカテゴリに分類
❸全取扱商品のフォルダ作り
❹全取扱商品の商品情報を揃える
❺全取扱商品の商品画像を揃える
❻商品情報と商品画像をフォルダに整理整頓
今日はこの「基本の6つの取り組み」の中の「❷全取扱商品をカテゴリに分類」についてお伝えします。
全取扱商品を5つのカテゴリに分類することには大きなメリットがあります。
それはそれぞれの商品が、実店舗の売上最大化のためにどのような役割を持っているかが明確になり、商品一つ一つに対しての意識と認識が変わるということです。
・情報発信のローテーション化
・実店舗での商品陳列やレイアウト
・マーケティングツールのレイアウト
上記のような様々なマーケティング活動にもフル活用できます。
分類する5つのカテゴリは次の通りです。
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【分類する5つのカテゴリ】
❶集客商品
季節限定商品・数量限定商品などが店舗集客に繋がる集客商品です。
➋ご新規様向けセット商品
実店舗に初めて来店される方がお試し的に商品を購入できるようにしたセット商品。店舗側がぜひ購入してもらいたい商品をセットしたものがご新規様向け商品です。
❸収益商品
通年販売商品している定番商品が収益商品です。定番商品はきちんと利益を乗せた商品価格に設定しましょう。
➍客単価アップ商品
複数の商品を詰め合わせたセット商品。客単価アップのために必須の商品です。お客様の"買いやすさ"、店舗スタッフにとっての"売りやすさ"に繋がるよう、予算に合わせたセット商品を豊富に揃えることがポイントです。
➎年中行事・人生行事対応商品
マーケティング絶好機である祝祭日などの年中行事や、誕生日・入学卒業・就職・結婚式などの人生行事に対応した商品です。
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一つ一つの商品が持つ役割を明確にしたのが5つのカテゴリです。
5つのカテゴリに分類して、集客から購入率・客単価・リピート率アップに繋げていきましょう。
では実際にどのように分類するかですが、参考までに私がリモートでマーケティング担当している和菓子屋A様の全取扱商品を5つのカテゴリに分類すると次のようになります。
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【分類前】
どら焼き、最中、栗まんじゅう、カステラ、栗パイ、一口羊羹、花びら餅、生チョコ大福、桜餅、三色だんご、柏餅、ちまき、水無月、みかん大福、くず餅、わらびもち、みたらしだんご、土用餅、ぶどう大福、月見団子、栗大福、栗きんとん、栗むし羊羹、いちご大福、誕生餅、お赤飯、紅白饅頭、仏事饅頭、上生菓子、つぶあん、こしあん、白玉団子、お試しセット、おひとり様向けギフト、価格帯別ギフト商品30種類。
【分類後】
❶集客商品
花びら餅、生チョコ大福、桜餅、三色だんご、柏餅、ちまき、水無月、みかん大福、くず餅、わらびもち、みたらしだんご、土用餅、ぶどう大福、月見団子、栗大福、栗きんとん、栗むし羊羹、いちご大福、上生菓子
➋ご新規様向けセット商品
お試しセット
❸収益商品
どら焼き、最中、栗まんじゅう、カステラ、栗パイ、一口羊羹
➍客単価アップ商品
ギフト商品30種類
➎年中行事・人生行事対応商品
誕生餅、お赤飯、紅白饅頭、仏事饅頭、上生菓子(集客商品としての役割も)
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どの業種業態の商品も5つのカテゴリに分類することができますので、「❶全取扱商品を書き出す」で書き出した全取扱商品を分類しましょう。
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